研究課題/領域番号 |
18K14010
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分26030:複合材料および界面関連
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
平井 翔 福岡大学, 公私立大学の部局等, ポスト・ドクター (20810071)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 表面改質 / ポリエチレン / ポリプロピレン / プラスチック / 機能性高分子 / 接着 / 親水性 / 複合材料 / ポリオレフィン / 染色 / ブロック共重合体 |
研究成果の概要 |
化学的処理によるプラスチックへの表面改質手法の開発に成功した。本手法はプラスチックを側鎖結晶性ブロック共重合体(SCCBC)の希薄溶液に短時間浸漬させるだけで、接着性や染色性などの機能が良好に発現することを見出した。SCCBC溶液で改質して接着させたポリエチレンは、基材が先に破壊するほど接着面が強固に接着していた。また本手法は、ポリエチレンやポリプロピレン、ポリテトラフルオロエチレンやポリエチレンテレフタレートなど様々なプラスチックに対しても良好な接着性を付与することに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本手法は複雑な実験操作や特殊な装置を必要とせず、プラスチックをSCCBCの希薄溶液に短時間浸漬させるだけで目的の機能を長期間付与することが可能だった。また、従来法では改質が困難だったチューブや多孔膜の内部といった複雑な形状だけでなく、種々のプラスチックに対しても適用できることから、汎用性が極めて高い。プラスチックはほぼ全ての分野・業種で利用されており、本手法を用いることにより新規な高機能材料の創製が期待される。
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