研究課題/領域番号 |
18K14012
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分26040:構造材料および機能材料関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
嶋田 雄介 東北大学, 金属材料研究所, 助教 (20756572)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 組織制御 / 電子顕微鏡 / 超伝導材料 / 超伝導バルク体 / 三次元組織観察 / 材料組織制御 |
研究成果の概要 |
超伝導体はその特異な性質より、送電線からMRIまで多岐にわたる用途が期待されている。その中でも二ホウ化マグネシウムはレアメタルフリーかつ多結晶体での応用が可能ため、作製プロセスが極めて容易な超伝導材料である。ただ一方で体積率の低さにより臨界電流特性が低いという問題がある。 本研究では熱間等方圧加圧を作製プロセスに導入し緻密化を図るとともに、緻密化の指標の抽出を試みた。その結果、熱間等方圧加圧の効果は前熱処理により変化させることが可能であること、また三次元組織解析からポアの体積率やサイズなどを数値化する手法を見出すことに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題は、材料組織学を基にした超伝導材料開発を目的とし、そのなかでも組織制御と組織解析それぞれにおいて熱間等方圧加圧やマクロスケール三次元組織解析といった新規手法を取り入れたものである。その成果として、粉末焼結における熱間等方圧加圧の有用性や注意すべき点を、また電子顕微鏡を用いた三次元組織解析の複雑組織の定量化の可能性を示すことに成功している。さらには、これらの手法は今回注目した多結晶超伝導体の他の材料系においても応用が可能であることを示しており、今後の効率的な材料開発において意義のある成果といえる。
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