研究課題/領域番号 |
18K14020
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分26040:構造材料および機能材料関連
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研究機関 | 地方独立行政法人大阪産業技術研究所 |
研究代表者 |
西村 崇 地方独立行政法人大阪産業技術研究所, 和泉センター, 主任研究員 (20372138)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 電解 / 触媒 / 金属空気二次電池 / 正極 / 電析 |
研究成果の概要 |
本研究では、電解法(電気化学的手法)を応用することで、LaMn系およびLaCo系金属酸化物の析出および組成制御を行い、更に導電助剤であるカーボン粉を触媒形成時に同時に固定させることで、高性能金属空気二次電池用正極触媒層の創製に成功した。本手法で得られた触媒層は、触媒粉末とカーボン粉を混錬して固定する従来手法で作製した触媒層に比べ、反応抵抗が低く、充放電反応である酸素還元反応および酸素発生反応において高活性であることも明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で用いた電解技術(電気化学的手法)は、従来の触媒層作製方法と比べ、安価でかつ容易な手法であり、更に本手法を用いて作製した触媒層は高活性を示す。つまり、本研究成果を発展させることにより、金属空気二次電池の正極の高性能化や製造コストの削減が可能となり、金属空気二次電池の実用化に大きく貢献できる。また、電解技術(電気化学的手法)は、一般的にはめっき技術として発展してきたが、めっき技術は成膜を目的としており、触媒層を作製する観点での研究はあまり行われなかった。本技術を完成させることは電解技術の新たな分野の開拓としても重要である。
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