研究課題/領域番号 |
18K14025
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分26050:材料加工および組織制御関連
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
小貫 祐介 茨城大学, フロンティア応用原子科学研究センター, 産学官連携助教 (50746998)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | マグネシウム合金 / 集合組織 / 動的再結晶 / 曲げ加工 / マグネシム合金 / 塑性加工 / 中性子回折 / 塑性変形 / 塑性加工・成形 / 加工・熱処理 / 結晶・組織制御 |
研究成果の概要 |
軽く、丈夫なマグネシウム合金は、鉄鋼やアルミ合金と比較して塑性変形(曲げ伸ばし)において割れやすく、製品の形状に加工することが難しいという欠点を持つ。ところが本研究ではカルシウム添加マグネシウム合金を200~300℃程度まで加熱すると、他材料を凌駕する延性を示すことが明らかになった。変形する部分だけを加熱する変形治具を工夫することにより、わずかなエネルギーでの加熱で、大きな塑性変形が与えられるようになることが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
軽量高強度のマグネシウム合金の利用拡大は、自動車・鉄道車両などの軽量化に寄与し、二酸化炭素排出量の低下に貢献できる。本研究はマグネシウム合金の「形を作る」プロセスを提案することで、この社会的課題に対するアプローチを示しました。学術的な観点からは、高温でのマグネシウム合金の延性改善メカニズムが、鉄鋼やアルミニウム合金とは異なる現象に起因していることを明らかにした。これについてはまだ不明な点が多いですが、今後の研究によって、「延性に乏しくすぐ割れる」というマグネシウム合金の常識を覆す可能性がある。
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