研究課題/領域番号 |
18K14047
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分27020:反応工学およびプロセスシステム工学関連
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
朱 春宇 北海道大学, 工学研究院, 特任助教 (30749255)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 電極触媒 / 多孔質炭素 / 酸素還元反応 / 炭素 / 多孔質 / 階層構造 |
研究成果の概要 |
白金等の貴金属を代わる安価で資源豊富な炭素材料が新規な電極触媒材料として、高い酸素還元特性を持つため注目されている。階層的多孔質炭素はその特有な構造から、最も有望である。本研究の目的は、電極触媒のための階層的多孔質炭素の新規な合成プロセスを開発することである。具体的に、化学発熱反応(金属硝酸塩酸化剤と炭水化物還元燃料の間で発生する液体燃焼合成)を利用して、バイオマス原料であるセルロースを剥離・分解され、階層的多孔質炭素を創出する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は再生可能なバイオマスセルロースを原料とした新規な合成手法により、安価かつ簡便で高性能な階層的多孔質炭素電極触媒を創製することである。空気極におけるPt代替酸素還元電極触媒としてバイオマス炭素系材料を使用することで、金属空気電池や燃料電池等高効率発電デバイスの本格的な普及に大きく貢献すると確信される。一方、本研究で得られる特異な炭素材料は、電極触媒の用途以外に、各種ガス吸蔵・吸着材、熱伝導・放出材、ろ過材等にも極めて有用である。
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