研究課題/領域番号 |
18K14055
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分27030:触媒プロセスおよび資源化学プロセス関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
朝倉 博行 京都大学, 実験と理論計算科学のインタープレイによる触媒・電池の元素戦略研究拠点ユニット, 特定講師 (40631974)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 自動車排ガス浄化触媒 / 三元触媒 / Operando / X線吸収分光 / XAS / 自動車触媒 / 遷移金属酸化物 / XAFS |
研究成果の概要 |
自動車排ガス浄化触媒に利用されているロジウム,パラジウム,白金などの貴金属元素を汎用元素への置き換えることを目標に研究を進めた.様々な汎用金属元素の触媒活性を評価したところ,銅とニッケルを利用した触媒が比較的高い活性を示すことを見いだした.また,大型放射光施設SPring-8における触媒反応中のその場分析で,銅が共存することにより,ニッケルの状態が維持されることを見いだした.さらに鉄を第三成分として添加することでさらに活性が向上することを見いだした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自動車排ガス浄化触媒にはロジウム,パラジウム,白金などの貴金属が利用されており,その使用量の削減が求められている.本研究では汎用金属元素である銅とニッケル,さらにこれに鉄を添加した触媒が比較的高い活性を示すことを見いだした.現段階では実用化されている貴金属触媒の活性には劣るものの,更なる改良を望まれる.また,大型放射光施設SPring-8における分析で,触媒反応条件下における活性金属種の変化を明らかにした.本分析手法は,自動車排ガス浄化触媒のみならず,様々な触媒の分析に利用可能である.
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