研究課題/領域番号 |
18K14056
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分27030:触媒プロセスおよび資源化学プロセス関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
桑原 泰隆 大阪大学, 工学研究科, 講師 (40635330)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | ナノ構造触媒 / アミノポリマー / 金属ナノ粒子 / 多孔質材料 / CO2変換 |
研究成果の概要 |
本研究では、中空シリカの中空空間に金属ナノ粒子とともに塩基性アミノポリマーを内包し、これら内包した物質の協奏作用によって誘起される特殊反応場を有するYolk-shell構造触媒の開発と触媒反応への応用を行った。開発したYolk-shell構造触媒は、化学工業において重要なアルキンの部分水素化反応やCO2水素化によるギ酸合成反応に対し、優れた触媒活性・選択性・再利用性を示すことを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、中空シリカのナノ空間を利用する触媒設計アプローチにより、化学工業的にも重要な反応に優れた活性・選択性・耐久性を有する固体触媒が創製できることを実証した。このような触媒設計アプローチは他の触媒反応に対しても有効であると考えられ、ターゲットとする反応に応じて、中空シリカや内包する金属ナノ粒子・高分子が提供する機能性を利用し、触媒設計・合成に落とし込んでいくことで、更に卓越した性能を持つ触媒材料の創製が期待できる。
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