研究課題/領域番号 |
18K14060
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分27040:バイオ機能応用およびバイオプロセス工学関連
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
福谷 洋介 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (50747136)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 嗅覚受容体 / 嗅粘液 / 代謝酵素 / レポーターアッセイ / ニオイ分子 / 細胞膜輸送 / タンパク質 / 気相アッセイ / におい結合タンパク質 / におい受容体 / においセンサー |
研究成果の概要 |
哺乳類の嗅覚が匂いを高感度、高識別能で感じることができる詳細な分子機構は解明されていない。本研究では、匂いの溶け込みを模倣した嗅覚受容体(ORs)アッセイ技術を基盤に、代謝酵素や匂い結合タンパク質などがORsの匂い分子応答に与える影響を網羅的に調べた。嗅覚粘液発現タンパク質は、ORs個々に影響が異なることを発見し、網羅的なスクリーニングの重要性を示す結果となった。また、ORsシャペロンであるRTP1Sの機能解析も行い、ORsの細胞膜輸送に重要なアミノ酸部位を同定した。本研究で、哺乳類の嗅覚における嗅粘液発現タンパク質の重要性を示すだけでなく、その解析技術基盤の構築を達成したと考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
嗅覚はその基礎原理の解明だけでなく、嗅覚を模倣したセンシング技術などの応用も広く期待されている。本研究で構築した気相からの溶け込みを模倣した新規アッセイ技術と嗅粘液に発現する代謝酵素などのタンパク質を組み合わせた研究手法は、嗅覚の匂いの感じ方の多様性を解明する上で1つのプラットフォームになると期待される。
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