研究課題/領域番号 |
18K14062
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分27040:バイオ機能応用およびバイオプロセス工学関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
吉本 将悟 名古屋大学, 工学研究科, 研究員 (90806291)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 接着 / 吸着 / タンパク質 / 微生物 / 微生物接着 / オートトランスポーター / QCM |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、材料非特異的でありながら高い接着性を示すAtaAの接着機構を明らかにすることである。AtaAの接着機能部位と接着駆動力の解析を行い、以下の成果を得た。①水晶発振子マイクロバランス(QCM)を用いた接着解析により、接着駆動力を明らかにした。②AtaAの変異体を構築しその接着性を評価することで、機能に深くかかわる部位を明らかにした。③上述の知見を基にAtaAの接着特性を示すタンパク質を再構成することに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
非特異的ながら迅速かつ強固であるというAtaAの水中接着特性は他に類をみない。既知のメカニズムでは説明しくいAtaAの非特異的接着機構に関する知見は、生体分子と材料表面との相互作用を理解し制御する上で重要なものである。また、AtaAを利用することで細菌やペプチド、酵素、リポソームなどのバイオ材料を任意の材料表面に対して簡便に固定化・修飾できるため、その接着を理解することは応用技術の発展をもたらす。水中かつ温和な条件で取り扱う必要のあるバイオ材料のための新規固定化法として、バイオデバイス開発の加速を後押しすることが期待される。
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