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組織損傷時の生体内環境に着想を得たエクソソーム生産用の幹細胞培養環境設計

研究課題

研究課題/領域番号 18K14066
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分27040:バイオ機能応用およびバイオプロセス工学関連
研究機関佐世保工業高等専門学校 (2019-2020)
九州大学 (2018)

研究代表者

森山 幸祐  佐世保工業高等専門学校, 物質工学科, 助教 (30814313)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワード高分子ハイドロゲル / 酵素触媒反応 / ゲル化時間 / 細胞包括 / 間葉系幹細胞 / ハイドロゲル / エクソソーム / 培養環境 / 成長因子
研究成果の概要

本研究では物理的及び化学的観点から幹細胞の3次元培養を可能とする高分子ハイドロゲルを作製することを目的としている。実施期間内において、高分子水溶液のゲル化時間に焦点を当て、研究を進めてきた。我々がこれまでに独自に開発したゲル形成法では、高分子水溶液のゲル化時間が長く、細胞をゲル内に包括し培養するためのゲル作製法に不適当であるという課題があった。そこで高分子間架橋反応を触媒する酵素の活性化をより効果的に進行させることが予測される系を考案した。具体的には系中に塩基を添加することで、高分子水溶液のゲル化時間が劇的に短縮されることを見出しており、細胞包括に適したゲル化法を確立することに成功した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまでに我々は細胞や生体分子に対して極めて温和なハイドロゲル作製法を開発している。しかしながら当該手法は高分子水溶液がゲル化するまでの時間が長く(数十分程度)、その結果、細胞包括培養のためのゲル作製法として不適当であるという課題があった。本研究ではこの課題を克服し、高分子水溶液のゲル化時間を数分程度に短縮することで、従来法を細胞包括培養に適応可能なゲル作製法に改良することに成功した。また本研究成果は、先述の応用例だけでなく医工学や生物工学等、様々な分野において利用可能なゲル作製法であると考えられ、そのような観点から社会的意義が大きいと言える。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2021 2020

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] ペルオキシダーゼ触媒反応を利用したゲル形成反応の高効率化2021

    • 著者名/発表者名
      森山 幸祐、井元 乃絵、山口 恭平、若林 里衣、後藤 雅宏、神谷 典穂
    • 学会等名
      化学工学会第86年会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [学会発表] 酵素仲介型ゲル化プロセスの高効率化に向けた添加剤の効果2020

    • 著者名/発表者名
      森山 幸祐、山口 恭平、若林 里衣、後藤 雅宏、神谷 典穂
    • 学会等名
      化学工学会第85年会、関西大学
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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