研究課題/領域番号 |
18K14069
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分27040:バイオ機能応用およびバイオプロセス工学関連
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
山田 亮祐 大阪府立大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (40608626)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 酵母 / 代謝工学 / 植物二次代謝産物 / CRISPR / セスキテルペン / 変異導入 / ストレス耐性 / 有機溶媒 / 発酵 |
研究成果の概要 |
近年、遺伝子組換え酵母を用いて、種々の有用物質を生産する技術が注目されている。パチョロールはセスキテルペノイドアルコールの一種であり、産業的に重要な化合物である。本研究では、酵母にパチョロール合成遺伝子を高発現させ、さらに、パチョロール合成に関わるメバロン酸経路全体を最適化することで、パチョロールを効率的に生産する酵母の創製を目指した。 酵母の広範囲の代謝経路を最適化する独自の手法を開発し、9種類の遺伝子の発現量を最適化することで、パチョロールを効率的に生産する酵母を創製することに成功した。創製した酵母のパチョロール生産量および速度は、42.1 mg/Lおよび19.8 mg/L/dであった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、酵母の広範囲の代謝経路を最適化する独自の手法を開発し、パチョロールを効率的に生産する酵母を創製することに成功した。本技術は、解糖経路やメバロン酸経路などを経由する、他の化合物を生産する代謝経路の最適化にも容易に応用可能である。従って、今後は本手法を用い、様々なバイオ燃料、バルクケミカル、ファインケミカルなどの有用物質を効率的に生産する酵母を創製することが期待される。
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