研究課題/領域番号 |
18K14102
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分28050:ナノマイクロシステム関連
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
森 宣仁 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 研究員 (70806215)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | organ-on-chip / 肝臓 / 血管 / 灌流 / 臓器チップ / organs-on-chip / 皮膚 / Organ on chip |
研究成果の概要 |
本研究では、血管付きの三次元臓器モデルを構築・接続可能な培養デバイスを作製した。この培養デバイスを用いて皮膚モデル及び肝臓モデルを構築し、灌流等の培養条件が各組織に与える影響や薬物の代謝試験への適用可能性などを探った。この結果、皮膚モデルについては灌流と機械的刺激を同時に加えることで従来と比べて表皮と真皮の状態を改善することに成功し、また肝臓モデルについては薬剤の代謝試験に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
皮膚モデルに関する成果は薬剤試験に用いる皮膚モデルの改善や、メカノバイオロジーと呼ばれる分野の研究に用いるためのツールとして有用であると考えられる。また、肝臓モデルに関する成果は薬剤試験を体外で行えるようになる可能性を示している。また本研究の培養デバイスは肝組織のみならず、脳や腫瘍など他の臓器の構築にも利用可能である。さらに、血管を有することから、その応用先として薬剤試験のみならず、再生医療向け臓器や培養肉の構築・培養にも利用可能であることが期待できる。
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