研究課題/領域番号 |
18K14109
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分28050:ナノマイクロシステム関連
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
平間 宏忠 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 主任研究員 (40748779)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | マイクロニードル / マイクロ流路 / 微粒子 / 液滴 / マイクロカプセル / ゲル微粒子 / マイクロ流体工学 |
研究成果の概要 |
薬剤含有微粒子を構成材料とする、高濃度薬剤を固定・徐放できる高機能な溶解性マイクロニードル(MN)の開発を行なった。本研究では、まず、浸透圧差による液滴からの溶媒除去手法を利用することで、高濃度薬剤を内包する、水溶性(ゲル化せず)かつ単分散なヒアルロン酸ナトリウム微粒子を作製した。つづいて、生分解性高分子に作製した微粒子を添加し、ニードル形状に成形することで、MNを作製した。作製したMNは、模擬生体環境において、角質層を貫通し、経時的に薬剤を放出する特性を持つことが確認できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
作製したヒアルロン酸ナトリウム微粒子は、ゲル化せずに固化していることから、ゲル化剤由来の毒性を回避することができる。また、今回の作製手法を利用することで、飽和溶解度以上の濃度まで、希少サンプル(溶質)を含む水溶液(液滴)を濃縮し、微粒子に固定することができる。本研究で開発した微粒子および溶解性マイクロニードルは、ドラッグデリバリーシステムやコスメティクスなどにおいて、薬剤や化粧品成分を体内に効率よく導入する手段として応用されることが期待される。
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