研究課題/領域番号 |
18K14148
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分30020:光工学および光量子科学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
馬越 貴之 大阪大学, 工学研究科, 助教 (00793192)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 近接場光学顕微鏡 / 高速原子間力顕微鏡 / 近接場光学 / プラズモニクス |
研究成果の概要 |
ナノスケールの空間分解能で高速光学イメージングができる高速近接場光学顕微鏡の要素技術開発を行った。金属探針の高速走査に追従するミラーティルターを開発し、精密に二次元走査し、画像を取得できることを確認した。高速近接場光学顕微鏡に用いるマイクロカンチレバーの先端に金属探針を作製する技術を開発した。また、金属化したカンチレバーをリサイクルできる方法も確立した。DNAの断片を高速連続イメージングし、発せられる蛍光がクエンチングする様子をダイナミックに観察した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来の近接場光学顕微鏡は、1画像取得するのに早くとも数分を要していたため、先端材料のダイナミックな現象や、生体試料の動的振る舞いを観察することはできなかった。本研究で達成される高速化は、これまで近接場光学顕微鏡が対象としていなかったこれらの現象を観察できるため、近接場光学顕微鏡の新たな展開を期待できる。また、高解像度・広視野に観察できるようになるため、半導体ウェハーの丸ごとイメージングなど社会的にも貢献できる可能性を有する。
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