研究課題/領域番号 |
18K14169
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分31020:地球資源工学およびエネルギー学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
池田 達紀 九州大学, 工学研究院, 助教 (00736845)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | デジタル岩石物理学 / 数値シミュレーション / アップスケール / フラクチャー / クラック / 異方性 / デジタル岩石物理 |
研究成果の概要 |
本研究では、デジタル岩石物理学により、フラクチャー(クラック)を含む不均質な岩石サンプルの弾性的特徴をアップスケールする手法の開発を行なった。その結果、岩石内部のクラックのアスペクト比や不均質性を考慮しながら、岩石サンプル全体を異方性弾性体としてモデル化することができた。モデル化に必要なパラメータ決定においては、さらなる制約が必要であることがわかったものの、この手法により不均質性を異方性として反映しながらモデル化することが可能になると考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来の岩石物理学に基づく理論的な手法では、フラクチャーなどの不均質性の強い岩石サンプルをモデル化することが困難である。そこで本研究では、X線CTスキャナによりデジタル化した岩石を利用し、岩石内の不均質性やクラック形状を考慮できるモデル化手法を開発した。この手法により地熱貯留層になりうるフラクチャーやクラックなどを含む不均質な岩石をモデル化することで、貯留層特性を精度よく把握することに役立てることができる可能性がある。
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