研究課題/領域番号 |
18K14171
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分31020:地球資源工学およびエネルギー学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
小澤 暁人 国立研究開発法人産業技術総合研究所, エネルギー・環境領域, 主任研究員 (20783640)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 家庭部門 / 電力需要 / 太陽光発電 / 蓄電池 / エネルギーマネジメント / 予測モデル / 機械学習 / 生活リズム / アグリゲーション / 深層学習 / 予測手法 |
研究成果の概要 |
本研究は、効果的な住宅エネルギーマネジメントのために、生活行動や天候といった不確実性に対して住宅電力需要・PV出力を適切に予測する手法の開発を目的とする。第一に、居住者の生活リズムが電力需要予測に与える影響を評価し、予測モデルに居住者の生活リズムを表現する周波数成分を入力することで、予測精度を20~23%向上できることを示した。第二に、需要家のアグリゲーションが電力需要・PV出力予測に与える影響を評価し、家庭部門におけるアグリゲーションビジネスの適切な事業規模を検討した。第三に、住宅用PV・蓄電池システムを対象に導入効果や経済性を評価するツールを開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
家庭部門の省エネ・低炭素化対策として、新築住宅では太陽光発電(Solar photovoltaics; PV)が標準設備となる。一方でPVなどの再生可能エネルギー発電(再エネ発電)導入時には、出力変動に対する調整力の確保が課題となる。そこで新たな調整力として、住宅の電力需要・PV出力に対して住宅エネルギー設備(蓄電池・燃料電池等)を制御することにより住宅内で出力変動を吸収するエネルギーマネジメントが検討されている。本研究で開発する住宅電力需要・PV出力予測手法を用いることで、効果的な住宅エネルギーマネジメントを可能にし、家庭部門のエネルギー消費・GHG排出削減に貢献する。
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