研究課題/領域番号 |
18K14172
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分31020:地球資源工学およびエネルギー学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人海洋研究開発機構 |
研究代表者 |
菊池 早希子 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 超先鋭研究開発部門(高知コア研究所), 研究員 (50758852)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 水酸化鉄 / 鉄酸化菌 / レアアース / バイオミネラル / REY / XAFS / zeta-potential |
研究成果の概要 |
本研究では、微生物由来の水酸化鉄(BIOS)へのレアアースの濃集実態および濃集メカニズムを理解することを目的とし、天然で採取したBIOSの元素分析を行うとともに、吸着に関わる鉱物学的性質を調べた。その結果、特に陸上のBIOSに高濃度のレアアースが濃集していることが明らかになった。また、BIOSに含まれる有機物の影響により水酸化鉄の表面電化が負に変化することで、陽イオンのレアアースを静電的に引き付けBIOSにレアアースが濃集する可能性を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
バイオミネラルや微生物機能を活用した有用元素の回収は、既存の物理・化学プロセスと異なる省エネルギーかつ環境に優しいバイオテクノロジーとして注目されている。本研究から得られた天然におけるレアアースの濃集および濃集メカニズムを基に固相・液相を最適化することで、今後さまざまな水環境からレアアースを効率的・選択的に回収できる方法の提示につながると期待される。
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