研究課題/領域番号 |
18K14212
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分33020:有機合成化学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
野木 馨介 京都大学, 理学研究科, 助教 (60779148)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | C-H官能基化 / C-H結合官能基化 / パラジウム触媒 / 配向基 / スルホキシド / ヨウ素化 / アルコキシ化 / 遷移金属触媒 / スルフィミド / C(sp3)-H官能基化 |
研究成果の概要 |
含窒素配向部位スルフィミドを配向基として利用することで、有機硫黄化合物のC(sp3)-H結合官能基化を目指し研究を行った。また同研究を行う過程において、スルフィミドと硫黄原子の酸化数が同じであるスルホキシドを配向基として利用することにより、芳香環のペリ位およびオルト位のC(sp2)-H結合をヨウ素化およびアルコキシ化できることを明らかにした。当初の研究目的とは異なるものの、著しい成果が得られたと言える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
炭素-水素(C-H)結合は有機化合物中に普遍的に存在し、それを事前修飾を必要とすることなく直接官能基化することができれば工程数や廃棄物の削減に繋がると期待される。本研究では硫黄を含む有機化合物のC-H結合官能基化を目指し、複数の新反応を開発した。有機硫黄化合物は入手も容易であり、また生成物中に残された硫黄部位はさらに変換することも可能であることから、有機合成化学にさらなる進展をもたらしうると期待できる。
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