研究課題/領域番号 |
18K14222
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分33020:有機合成化学関連
|
研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
川本 拓治 山口大学, 大学院創成科学研究科, 助教 (70756139)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | ラジカル / トリフルオロメチル / ピリジン / ピリジニウム / イミン / ピリドン / イオン / ペルフルオアルキル |
研究成果の概要 |
ピリジンの代わりにイミンの活性化を用いたトリフルオロメチル化を検討した。その結果,トリエチルボランをラジカル開始剤として用いることで,中程度の収率ではあるがトリフルオロメチル化反応が進行することを見いだした。 また,ピリジンおよびトリフルオロメタンスルホン酸無水物共存下において,アセトフェノン類を加えると,良好な収率でビニルピリジニウム塩が得られることを見いだした。同様の戦略において,2-フルオロピリジンを用いるとN-ビニル置換2-ピリドンが効率よく得られることを見いだした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
トリフルオロメチル基を有機分子に導入すると化合物の代謝安定性,脂溶性,生物学的利用能が向上する。そのため,これまでにトリフルオロ基を有する様々な 医薬品が開発されている。本研究では,ビニルトリフルオロメタンスルホニルアミドを用いる新しいトリフルオロメチル化反応を開発した。得られた化合物は医農薬への応用が期待できる。
|