研究課題/領域番号 |
18K14229
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分33020:有機合成化学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
草野 修平 国立研究開発法人理化学研究所, 環境資源科学研究センター, 研究員 (80759291)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | ベンゾオキサボロール触媒 / ポリオール / 位置選択的化学変換 / 分子認識 / グリコシル化 / 糖鎖 / 抗生物質 / 有機ホウ素触媒 / 糖類 |
研究成果の概要 |
類似の反応性を示す水酸基が集積化したポリオール類を直接かつ位置選択的に化学変換することは,最先端の有機合成反応を以ってしても容易ではない.そのため現行では,多段階に渡る保護基の脱着工程を経て,所望の水酸基に対する化学変換を行なっている.これに対して,本研究では,ポリオール類に共通する分子構造を認識・活性化するベンゾオキサボロール触媒を基盤として,直接的・位置選択的・多様性に富むポリオール類の化学変換反応を開発した.糖鎖や抗生物質誘導体の合成を効率化する合成手法を確立した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ポリオール類の直接的かつ位置選択的な化学変換法の開発は,糖鎖など創薬の中核を担う分子群の効率的合成を可能にするため合成化学分野の重要課題となっている.本研究で開発に成功したBO触媒によるポリオール類の化学変換反応は,直接性,位置選択性,誘導化されるポリオール類の構造多様性に優れる.したがって,本手法は,ポリオール類誘導体の効率的供給法として,ポリオール類に関連する創薬や生命科学研究の進展に大きく寄与すると期待される.
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