研究課題/領域番号 |
18K14245
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分34010:無機・錯体化学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
大谷 亮 九州大学, 理学研究院, 准教授 (30733729)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 配位高分子 / ナノ粒子 / 熱膨張 / 水吸着 |
研究成果の概要 |
柔軟なシアノ架橋ネットワーク構造有する二次元配位高分子のナノ粒子を合成し、熱膨張挙動や水吸着特性についてバルク粒子と比較することで、二次元シートのサイズが構造特性に与える影響について明らかにした。ナノ粒子は、バルク粒子よりも小さい熱膨張率を示し、水吸着による構造変化がより低圧領域で生じた。さらに、水吸着量が1分子多くなった。これらの違いは、ジグザグシートが収縮した構造をとることに起因していた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
配位高分子は、配位結合に由来する構造柔軟性により多彩な機能性を示すことから次世代の無機材料として活発に研究されている。近年、粒子サイズが機能性に影響を及ぼし、さらなる機能化につながることが報告されつつある。しかし、柔軟な二次元シート構造を有する配位高分子に対して粒子サイズの影響を研究した例はなかった。本研究では、柔軟な二次元配位高分子のナノ粒子化で構造特性を制御できることを世界で初めて示した。
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