研究課題/領域番号 |
18K14246
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分34010:無機・錯体化学関連
|
研究機関 | 立教大学 |
研究代表者 |
中薗 孝志 立教大学, 理学部, 助教 (40802880)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | 酸素発生 / 分子触媒 / 人工光合成 / 分子性触媒 / 光酸素発生 / 二核錯体 |
研究成果の概要 |
本研究ではヘキサフィリン誘導体を配位子とするコバルト、亜鉛などからなる同種あるいは異種の二核錯体を合成し、その酸素発生触媒能について評価を行った。このうち、コバルト二核錯体が極めて高い触媒活性を示した。さらにその活性は、別途合成した単核コバルト錯体、コバルト亜鉛二核錯体と比較して極めて高く、コバルト二核構造を有することが高い触媒活性に大きく寄与していることを明らかとした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発したコバルト二核錯体触媒は、これまで報告された他の光酸素発生触媒と比較しても、非常に活性が高いことが分かった。さらに、電解による酸素発生反応も極めて効率的に促進できることを明らかとした、また、他にも多くの反応に応用可能であることを見出した。今後、この触媒反応機構の詳細を明らかとすることで、今後の触媒開発における重要な知見が得られると予測される。この研究はその足掛かりとなると期待される。
|