研究課題/領域番号 |
18K14251
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分34020:分析化学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
田邉 一郎 大阪大学, 基礎工学研究科, 助教 (80709288)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 紫外表面プラズモン共鳴センサー / 表面プラズモン共鳴 / 遠紫外 / SPRセンサー / 遠紫外分光 |
研究成果の概要 |
波長200nm以下の遠紫外域を含んだ紫外域の、アルミニウム(Al)の表面プラズモン共鳴(SPR)特性の屈折率依存性を明らかにし、センサーとして活用することを目的とした。 まず、水やアルコールなどの屈折率の異なる液体滴下にともなうSPRの波長のシフトを検出し、センサーとして機能することを実証した。期待通り、吸収をもつ分子に対しては感度が増強することも実証された。次に、ナノメートルオーダーで厚さを制御したイオン液体薄膜をAl上に形成し、SPR波長のシフトを検出した。最後に、バイオセンサーとしての応用を目指し、抗体を修飾したAl表面への抗原吸着をSPR波長シフトとして検出することに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
表面プラズモン共鳴センサーは、すでに可視光を利用したバイオセンサーとして普及している。本研究で目指した紫外光を利用したセンサーは、従来と比較して高いセンサー感度、表面選択性、物質選択性を期待できる。本研究期間中に、モデル系による実証を終え、より応用的なバイオセンサーとしての検討にまで着手した。今後本技術が確立することで、上記3つのアドバンテージを兼ね備えた新しいセンサーの開発が期待される。
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