研究課題/領域番号 |
18K14258
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分34020:分析化学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
栗之丸 隆章 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 研究員 (50769693)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | イムノアッセイ / DNA / エピジェネティクス / シトシンバリアント |
研究成果の概要 |
DNAのメチル化は、細胞の性質を決定づける後天的化学修飾(エピジェネティクス修飾)であり、遺伝子発現制御などに重要な役割を担う。近年、DNAが脱メチル化する過程で生じる新たなシトシン修飾体(シトシンバリアント)が発見され、疾患との関連性が高いことが報告されている。そのため、エピゲノム修飾の計測による医療診断や創薬開発に期待が高まり、各塩基の迅速検出法が世界規模で研究されている。本研究では、エピゲノム修飾の包括的な解析に向け、表面プラズモン共鳴(SPR)によるシトシンバリアントの一括計測法を開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ELISA法などの従来のイムノアッセイでは、一つのDNAに含まれる2種類以上の標的を評価できないため、4種のシトシンバリアントを一度に識別することが困難であった。本研究で開発したSPRイムノアッセイでは、同一DNAに含まれる4種のシトシンバリアントを連続して検出することに成功した。本研究で開発した手法は、シトシンバリアントの生物学的意義や産業的価値を明らかにする有用なツールになると期待できる。
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