研究課題/領域番号 |
18K14259
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分34020:分析化学関連
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研究機関 | 学習院大学 (2019-2022) 国立研究開発法人海洋研究開発機構 (2018) |
研究代表者 |
深海 雄介 学習院大学, 理学部, 助教 (10754418)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 鉛同位体 / 表面電離型質量分析計 / ダブルスパイク / トータルエバポレーション / 極微量分析 / TIMS / トータルエバポレーション法 / ダブルスパイク法 / 同位体分析 / 年代測定 |
研究成果の概要 |
年代測定法に利用される鉛同位体比をピコグラムレベルの極微量で高精度分析するための測定手法の改良を行った。検出器に接続する増幅器に従来よりも高抵抗の増幅器を用いると信号ノイズ比が改善され、強度の低い信号に対して高精度が得られる一方、信号強度の時間変化に対する応答性の違いが問題となる。高抵抗増幅器を使用した場合の信号の時間応答性の違いによる同位体比測定値への影響を評価し、極微量鉛の高精度同位体分析法を確立した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
鉛同位体は年代測定を行うツールとして、宇宙地球化学のみならず考古学等の種々の分野の研究にも広く利用されている。隕石等の地球外試料や歴史的遺構等の希少性の高い試料等、限られた微量試料を用いて分析を行う必要がある試料は少なくない。本研究で確立した極微量鉛の高精度同位体分析手法は、分析に用いる試料量が限られた試料の分析へと適用することにより、これらの試料のより高精度な年代分析を可能にすることが期待できる。
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