研究課題/領域番号 |
18K14263
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分34030:グリーンサステイナブルケミストリーおよび環境化学関連
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研究機関 | 安田女子大学 (2022) 広島大学 (2018-2021) |
研究代表者 |
布目 陽子 安田女子大学, 薬学部, 助教 (80631598)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | グロー放電プラズマ / 質量分析 / イオン化反応 / 発光分光分析 / 揮発性有機化合物 / 含酸素揮発性有機化合物 / 二次元発光イメージ図 / 二次元発光分光分析 / 検量線 / パルスグロー放電プラズマ / 直接質量分析 / ソフトイオン化 |
研究成果の概要 |
本研究は、二次生成有機エアロゾル(SOA)の簡便・迅速分析を可能とする新たな計測システムとして、パルスグロー放電プラズマを用いた直接質量分析装置を開発することを目的とする。高圧(数kPa)の大気プラズマ雰囲気下で試料のイオン化を行うことにより、低圧(1kPa以下)で測定したときと比較して、安定的なプラズマが得られ、高感度かつソフトなイオン化が達成された。また、二次元分光器を用い、イオン源電極周りにおけるプラズマ化学種の空間分布を測定することにより、主なイオン化反応が大気プラズマから生成したイオンによる付加イオン化であることを提案することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、直流パルス-ソフトプラズマイオン化質量分析装置(DC-pulsed-SPI/MS)を用いて、SOA生成に寄与するVOCをソフトにイオン化する方法を確立した。この手法はリアルタイム直接分析法を用いた質量分析(DART/MS)と異なり、同軸型電極構造を用いたイオン源であり、それ故、キャリアガスとしてヘリウムでなく、空気を用いることができることから、その場分析技術としての利用が期待される。
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