研究課題/領域番号 |
18K14264
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分34030:グリーンサステイナブルケミストリーおよび環境化学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
中林 康治 九州大学, 先導物質化学研究所, 助教 (80752550)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 二酸化炭素 / 炭素ナノ繊維 / 炭素材料 / グリーンサステイナブルケミストリー / 触媒 / カーボンニュートラル / カーボンナノファイバー / 炭素ナノ材料 / 触媒調製 |
研究成果の概要 |
二酸化炭素を炭素源ガスとしてカーボンナノファイバーの合成研究を実施している。一般的に二酸化炭素は酸化性ガスとして働き、従来の概念では二酸化炭素を炭素源ガスとしてカーボンナノファイバーを合成することは不可能であった。しかしながら、二酸化炭素とメタンガス、水素ガスを混合したものを炭素源ガスとして利用し、触媒として鉄触媒を利用した場合、カーボンナノファイバーが合成されることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
産業革命以降の化石エネルギーの大量消費に伴い大量の温暖化ガスである二酸化炭素(CO2)が排出されるようになり、温室効果による地球温暖化が顕在化し、人類の営みに大きな影響を及ぼすことが危惧されている。このような背景から近年においては、持続可能な社会を構築するために、排出後のCO2に対する固定化・有効利用技術の開発が求められている。本研究では、CO2の有効利用法の一つとして、CO2を炭素源として用いたカーボンナノファイバーの創製を提案している。本技術がCO2の固定化・有効利用技術として確立されれば社会的、学術的に大変意義深いものと考えられる。
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