研究課題/領域番号 |
18K14276
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分35010:高分子化学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
田中 亮 広島大学, 先進理工系科学研究科(工), 助教 (60640795)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ステレオブロック重合 / ポリ共役ジエン / 星型ポリマー / 架橋ポリマー / 星型ポリイソプレン / 架橋ポリイソプレン / 配位重合 / ネオジム錯体 / 末端官能基化 / 希土類触媒 / ボロヒドリド錯体 / 高分子合成 / 精密重合 / ゴム材料 / ステレオブロックポリマー |
研究成果の概要 |
ポリイソプレンやポリブタジエンなど、共役ジエン類の重合体の物性は立体規則性によって大きく異なるため, 重合触媒の設計による立体の精密制御は必須である。本研究では、以前我々が開発したネオジムボロヒドリド錯体触媒を用いた共役ジエン類のステレオブロック重合法を基盤として、様々な触媒の構造と重合作用の関連について精査した。ボロヒドリドやその他の支持配位子の設計によって、より精密なブロック構造・ブロック鎖長の制御が達成できた他、これらの重合系に適用可能な官能基化モノマーを探索し、それらを用いた末端官能基化やランダム共重合についても検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
循環型社会の実現が求められている中で、ゴム材料のリサイクルは重要な技術の一つである。本研究では、ステレオブロック重合法の開拓によって、trans-1,4ポリブタジエン連鎖のような結晶性の物理的架橋点や、ボロン酸のような可逆的に形成可能な共有結合性の架橋点を共役ジエン重合体に導入することができた。今回導入に成功した新たな構造は、いずれも可逆的に生成可能な架橋点となり得る構造であり、リサイクル性の高い高機能ゴム材料を開発するうえで有意義である。
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