研究課題/領域番号 |
18K14279
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分35020:高分子材料関連
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
筒場 豊和 群馬大学, 大学院理工学府, 研究員 (70807396)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | ニトリルオキシド / ロタキサン架橋高分子 / 無触媒クリック反応 / 後架橋反応 / エラストマー / 架橋高分子 / ロタキサン / [2]ロタキサン / 超分子化学 / [2]ロタキサ ン |
研究成果の概要 |
汎用高分子中の不飽和結合と高効率で反応可能なニトリルオキシド基を有するロタキサン架橋剤を首尾よく合成した。これを汎用高分子の架橋反応に用いることで、高収率でロタキサン架橋高分子を得た。得られたロタキサン架橋高分子は共有結合で架橋したものより も優れた破断伸び、破断強度を示した。この結果は後修飾によって導入したロタキサン架橋構造が可動可能な架橋点として機能していることを表している
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
架橋点が可動可能なロタキサン架橋高分子は次世代の高分子材料として注目を集めているが、高分子中にロタキサン構造を導入する手法は限定されていた。一方、本手法は不飽和結合を有する様々な汎用高分子へ後修飾によりロタキサン構造を付与することができる。これにより大きな合成法の変更なく様々な主鎖構造のロタキサン架橋高分子を得ることができ、その利用範囲は大きく広がると期待される。また無触媒反応による架橋は工業的プロセスや低環境負荷の観点からも優位であり、より実用的な手法であると言える。
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