研究課題/領域番号 |
18K14293
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分35020:高分子材料関連
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研究機関 | 地方独立行政法人大阪産業技術研究所 |
研究代表者 |
米川 盛生 地方独立行政法人大阪産業技術研究所, 森之宮センター, 研究員 (60724151)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 熱硬化性樹脂 / カリックスアレーン / 高耐熱性 / 強靭性 / エポキシ樹脂 / ベンゾオキサジン樹脂 / ネットワークポリマー / 環状オリゴマー |
研究成果の概要 |
本研究は環状オリゴマー構造を有する化合物を用いて熱硬化反応を行い、得られた硬化物の熱特性・機械特性と環状オリゴマー構造との関係性を明らかにすることを目的とする。ベンゾオキサジン化合物にp-tert-ブチルカリックス[8]アレーンのグリシジルエーテル化合物を加えて作製した硬化物ではガラス転移温度と熱分解温度が飛躍的に向上した。また、p-tert-ブチルカリックス[n]アレーン(n=4, 6, 8)とビスオキサゾリン化合物から作製した熱硬化物ではn=6のものが最大の物理的耐熱性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、ベンゾオキサジン樹脂のような単独で高い耐熱性を有する熱硬化性樹脂に環状オリゴマー構造を導入することで物理的耐熱性や化学的耐熱性をさらに向上できることが明らかとなり、さらにその環サイズも物性に大きく影響することがわかった。本研究成果は車載用プリント配線板や航空機のエンジン周辺部の構造部材のような高温環境下で使用されるネットワークポリマーを開発する際の一つのヒントになるものと考えられる。
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