研究課題/領域番号 |
18K14316
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分36020:エネルギー関連化学
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研究機関 | 香川高等専門学校 (2019-2020) 信州大学 (2018) |
研究代表者 |
白幡 泰浩 香川高等専門学校, 一般教育科(詫間キャンパス), 助教 (10791543)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 非鉛ペロブスカイト太陽電池 / 熱処理温度 / I/Bi比 / ハロゲン化合物 / 添加効果 / (CH3NH3)3Bi2I9 / 表面形態改良 / 変換効率 / NH4I添加 / 封止型ペロブスカイト太陽電池 / ペロブスカイト太陽電池 / 非鉛材料 / 電子輸送特性 |
研究成果の概要 |
本研究では,非鉛ペロブスカイト太陽電池の1つである(CH3NH3)3Bi2I9太陽電池に着目し,(CH3NH3)3Bi2I9太陽電池の光電変換特性における熱処理温度の影響について調査した。その結果,130 ℃で熱処理した(CH3NH3)3Bi2I9太陽電池セルにおいて,本研究における最大変換効率を得た。また,(CH3NH3)3Bi2I9太陽電池セルのヨウ素(I)/ビスマス(Bi)比について調査した結果,熱処理温度130 ℃において最も高いI/Bi比が得られた。このことから,変換効率向上には,高いI/Bi比を持つ(CH3NH3)3Bi2I9を得る必要があることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
CH3NH3PbI3をはじめとする鉛(Pb)ペロブスカイト太陽電池にはPbが使用されていることから,Pbを含まない,非鉛ペロブスカイト太陽電池に期待が集まっている。しかし,非鉛ペロブスカイト太陽電池の変換効率は低いことが知られていることから,非鉛ペロブスカイト太陽電池の変換効率向上が喫緊の課題となっている。そこで,本研究にて非鉛ペロブスカイト太陽電池の1つである(CH3NH3)3Bi2I9太陽電池の光電変換特性における熱処理温度の影響について調査し,高効率化に必要な知見を獲得することができれば,(CH3NH3)3Bi2I9太陽電池の高効率化が期待できる。
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