研究課題/領域番号 |
18K14330
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分37010:生体関連化学
|
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
村瀬 裕貴 名古屋大学, 理学研究科, 特任助教 (10814486)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
|
キーワード | 低分子リガンド / 分子認識 / 水素結合 / RNA 高次構造 / pre-miRNA / 蛍光プローブ / 新規RNA結合分子 / コンジュゲーション / 多機能化 / 縮合反応 / 蛍光ON型プローブ / RNA結合性低分子 / RNA高次構造 |
研究成果の概要 |
RNA高次構造中のグアニンに選択的に結合する新規基盤分子の開発を行った。評価の結果、本分子は標的RNAに対して、nMオーダーの解離定数という非常に強い結合性を示すことがわかった。加えて、本分子はRNA結合に伴い、RNAの構造変化を誘起し、さらに蛍光ON型の応答性を有することがわかった。また、分子の誘導体化によって、配列選択性のより向上した新規基盤分子を決定することに成功した。この基盤分子には官能基修飾が施されており、様々な分子とのコンジュゲーションが可能である。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
RNAは様々な高次構造を形成することで、遺伝子発現に影響を与える。そのためRNAの高次構造は新たな創薬ターゲットとして注目されており、RNAに結合する新規基盤構造の開発が強く望まれている。本研究で開発した分子は、RNA結合分子の基盤構造として適用可能であり、今後様々な機能性分子とのコンジュゲーションにより多機能化が見込まれる。また、本研究で得られた知見から、本分子はRNA構造の検出プローブや、RNAの構造変化を誘起させるリガンドとしての応用も期待される。
|