研究課題/領域番号 |
18K14336
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分37010:生体関連化学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
朝比奈 雄也 大阪大学, 蛋白質研究所, 助教 (10737232)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | ペプチド化学 / 難溶性ペプチド / 可溶化 / ピコリン / ペプチド合成 / 難溶性 / ピコリン骨格 / ペプチド / 可溶化タグ / 膜タンパク質 |
研究成果の概要 |
本研究は、難溶性ペプチドの溶解性を改善する「ペプチド可溶化タグ」の新規開発を目的として行った。可溶化タグの骨格には、溶解性の高さ、可溶化部分の拡張性に加えて最終段階で選択的に脱保護ができると予想されるピコリン骨格を選び、まずはその誘導体の合成から行った。しかし、初年度に報告したアリル基からを足場にした官能基化と、次年度で報告したアミノグリニャール試薬からの合成ルートでは、最終的な目的化合物の保護体を効率良く得ることができなった。ピコリン化合物の誘導には、さらなる検討、もしくは根本的に新しい合成ルートを模索する必要があることがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、ピコリン骨格を誘導し、目的の誘導体を得ることが困難であることがわかった。しかし、新たな合成ルートを開拓し、可溶化タグの開発が実現されれば、難溶性ペプチドの合成を、通常の可溶ペプチドと同様に行えるようになることが期待される。その結果、従来では効率よく合成できなかった膜タンパク質の膜貫通ドメインなどを筆頭とする高疎水性ペプチド、タンパク質の汎用性の確立につながるものと考える。
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