研究課題/領域番号 |
18K14350
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分37030:ケミカルバイオロジー関連
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
村井 勇太 北海道大学, 先端生命科学研究院, 助教 (20707038)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 光アフィニティーラベル / ジアジリン / 芳香族求核置換反応 / マイゼンハイマー錯体 / ノシル基 / スフィンゴミエリン合成酵素 / 阻害剤 / マルチタグ / 芳香族求核反応 |
研究成果の概要 |
既存の光アフィニティーラベル法では、それに使用するプローブの嵩高さによるリガンドの親和性低下や解析時の煩雑作業等の問題を抱えており、より簡便な解析ツールとしての改善が望まれている。本研究ではノシル基の特徴を活用した、マルチタグ交換可能な光反応基とリガンドのみからなる新規光アフィニティープローブの開発を実施した。開発した光アフィニティープローブはモデル分子を使用することで対象となる分子への光ラベル効率の向上、芳香族求核置換反応によるリガンド部位の検出基(蛍光基やイオン増感剤)への交換可能を確認し、これまでの問題点を克服することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで解析が困難であった光アフィニティーラベル対象物(極微量なタンパク質)にも適用が可能であり、従来では数ヶ月以上要した解析期間を数週間程度に減らすことも可能であると期待される。これによってx線結晶構造解析やSTD-NMRで困難となっている対象の構造基盤創薬の代替法として活用でき、特に膜タンパク質などの創薬ターゲットとなる生体分子への応用が広がれば、その開発速度により一層拍車がかかると期待される。
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