研究課題/領域番号 |
18K14359
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分37030:ケミカルバイオロジー関連
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研究機関 | 広島国際大学 |
研究代表者 |
山下 ユキコ 広島国際大学, 薬学部, 助教 (50616745)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | FXR |
研究成果の概要 |
申請者は、N置換ベンゾイミダゾールという共通した中心構造を持ちながら、agonistまたはantagonistとして相反する薬理作用を示す化合物群を見出すことに成功した。また、それぞれの薬理作用に必要と思われるFXR-LBDとの相互作用も明らかにしつつあり、“activate swich”の核心に迫る成果を残した。本研究において、FXRリガンドとしてのファーマコフォアとPKプロファイルを明らかにできたことは、治療薬開発を目指したin vivo評価に向けた大きな躍進である。本研究において得られたこれらの成果は、FXR リガンド創製の社会的意義をより高めるものである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
申請者は、これまでのリガンド探索において、薬理活性発現に関わる重要な相互作用部位を明らかにするとともに、FXR agonist/antagonist活性の維持において共通するベンゾイミダゾールファーマコフォアを見出すことに成功した。ベンゾイミダゾールファーマコフォアを有するfocused libraryの発展的応用は、agonist/antagonistに固執することのない柔軟な視点でのFXRリガンド開発を可能にするものであり、NAFLD/NASH改善メカニズムをはじめとするメタボリックシンドローム関連治療薬の創製に大きく寄与するものである。
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