研究課題/領域番号 |
18K14371
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分38020:応用微生物学関連
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
李 シウアン 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 特任助教 (30805669)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 菌体外多糖 / 生産 / 精製 / 多糖構造解明 / シンバイオティック / 乳酸菌 / エネルギー代謝 / 腸内菌叢メタゲノム解析 / メタボローム解析 |
研究実績の概要 |
現在まで、腸内からの独自に見出した選択法により乳酸菌単離培養を行い、100株近くの高効率菌体外多糖産生候補菌株ライブラリとしてストックを用意した。菌体外多糖を大量に生産するために、栄養源及び培養温度等の条件が菌体外多糖の生産に及ぼす効果を調べ、最適条件を見いだした。したがって、単離された高効率菌体外多糖産生候補菌の3種類を液体培地に培養し、菌体外多糖を生産した。本培養物より菌体外多糖の回収・精製のメソッドを立ち上げた上、それぞれの菌体外多糖の精製を行った。具体的に、菌体外多糖高生産株を適当な培地で培養し、培養液を遠心分離して菌体を除去し、培養上清を濃縮した後冷却エタノールを2-3倍量加えて多糖の沈殿生じさせ、遠心分離により沈殿を集めて乾燥させた。 多糖構造を明らかにするために、菌体外多糖の加水分解及びUPLC-MS/MSにて糖組成解析のメソッドを立ち上げた。さらに、LCカラム温度、移動相の成分・比率、グラジエント勾配、イオン化法の選択、MS 測定条件などを検討し、分離度や保持時間などを改善・最適化し、定量解析メソッドを作成した。したがって、精製された菌体外多糖を用いて、加水分解→UPLC-MS/MS分析の手順で菌体外多糖を構成している単糖の種類及び各々構成糖比を調べた。 更に、菌体外多糖負荷によるプレバイオティクス機能性評価をするために、細菌叢のメタゲノミクスデータの解析、生体試料に対するメタボライト抽出・調製および質量分析法を活用したメタボローム解析メソッドを立ち上げた。
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