研究課題/領域番号 |
18K14389
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分38030:応用生物化学関連
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研究機関 | 富山県立大学 |
研究代表者 |
北岡 直樹 富山県立大学, 工学部, 助教 (20785547)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 植物培養細胞 / 遺伝子組換え / タケ / 二次代謝産物 / 生合成 / 有用物質生産 / 植物二次代謝産物 |
研究成果の概要 |
タケ培養細胞を用いた香料や医薬品原料を高効率な生産システムの構築を目指し研究を進めた。香料として利用されているバニリン、防腐剤として利用されるヒドロキシ安息香酸エステル(パラベン)の生産を目指し、Pseudomonas putida由来の遺伝子を導入した細胞を作出した。同細胞における代謝物の解析を行い、ヒドロキシ安息香酸とバニリン酸のグルコース配糖体の高蓄積を確認した。続いて、Bacillus amyloliquefaciens由来の遺伝子を導入した細胞を作出し、ポリマー原料として利用が見込まれるビニルフェノール類縁化合物のプリメベロース配糖体を得た
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
タケ培養細胞を宿主としてヒドロキシ安息香酸およびビニルフェノールの配糖体を生産可能であることを示した。特に、ヒドロキシ安息香酸のグルコース配糖体の生産量は培地1 Lあたり1.7 gに達し、タケ培養細胞が極めて優れた物質生産宿主であることを示すことができた。 また、ヒドロキシ安息香酸とビニルフェノールで異なる糖が結合した配糖体が得られたことから、タケ培養細胞内における配糖体の生成機構に興味が持たれる。
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