研究課題
若手研究
本研究では高機能な人工酵素配列設計の成功確率を上げる、新規アミノ酸配列選抜手法の開発と応用を目指した研究を実施した。本手法をL-アミノ酸酸化酵素ファミリーに属する2つの酵素 (L-アルギニン酸化酵素 [AROD] とL-アミノ酸酸化酵素 [LAAO]) に適用し、祖先型設計法を用いて人工酵素配列を設計することで、各種酵素機能 (耐熱性、可溶性及び反応性) の向上が達成できることを見出した。
データベースに登録されるアミノ酸配列データは今後も際限なく拡大していくと予測されている。本手法は拡大を続ける配列データベースから必要な情報を選抜し、高機能化した人工酵素配列の設計を可能にするなど、配列データベースの持つ潜在能力を引き出すことができる。また本研究で得られた人工酵素群の機能は、自然界のものより優れており、産業応用への展開が期待できるものも多かった。本成果は人工酵素は自然界由来の酵素より機能が劣るという、一般論を覆すものであると考えている。
すべて 2020 2019 2018
すべて 雑誌論文 (14件) (うち国際共著 3件、 査読あり 12件、 オープンアクセス 7件) 学会発表 (4件) (うち国際学会 2件、 招待講演 3件) 産業財産権 (1件)
International Journal of Molecular Sciences
巻: 21 号: 1 ページ: 361-361
10.3390/ijms21010361
120007132701
ACS Catalysis
巻: 9 号: 11 ページ: 10152-10158
10.1021/acscatal.9b03418
Journal of Medicinal Chemistry
巻: 62 号: 19 ページ: 8809-8818
10.1021/acs.jmedchem.9b00995
120006882792
ACS Omega
巻: 4 号: 11 ページ: 14390-14397
10.1021/acsomega.9b01104
Applied and Environmental Microbiology
巻: 10 号: 12 ページ: 00459-00459
10.1128/aem.00459-19
J. Chem. Info. Model
巻: 59(1) 号: 1 ページ: 25-30
10.1021/acs.jcim.8b00649
FEBS Letters
巻: 593 号: 2 ページ: 242-250
10.1002/1873-3468.13301
巻: 84 号: 24
10.1128/aem.02213-18
Molecules
巻: 23 号: 8 ページ: 2020-2020
10.3390/molecules23082020
巻: 23 号: 6 ページ: 1295-1295
10.3390/molecules23061295
巻: 23(5) 号: 5 ページ: 1125-1125
10.3390/molecules23051125
Biochemistry
巻: 57(26) 号: 26 ページ: 3722-3732
10.1021/acs.biochem.8b00339
生物工学会誌
巻: 96 ページ: 573-577
酵素工学ニュース
巻: 80