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二次胆汁酸が腸管上皮幹細胞に与える影響の解明

研究課題

研究課題/領域番号 18K14418
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分38050:食品科学関連
研究機関日本女子大学

研究代表者

青木 綾子  日本女子大学, 家政学部, 研究員 (60610368)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード腸管オルガノイド / 胆汁酸 / Lgr5 / 大腸オルガノイド / リトコール酸 / 二次胆汁酸 / 腸管上皮幹細胞
研究成果の概要

本研究では二次胆汁酸が腸管上皮に及ぼす影響を解明することを目的とし、小腸および大腸オルガノイドに対するリトコール酸の添加効果を調べるとともに、リトコール酸の経口摂取がマウスの腸管上皮に与える影響を調べた。リトコール酸は、小腸オルガノイドにおいて腸管上皮幹細胞マーカーであるLgr5の発現を増強したが、大腸オルガノイドにおいては増強しなかった。また、リトコール酸の摂取は大腸上皮のLgr5陽性細胞を減少させ、腸管オルガノイド形成能を減少させた。以上から、リトコール酸は小腸上皮において幹細胞を増加させる可能性がある一方で、大腸上皮においては幹細胞を減少させることが示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、リトコール酸が大腸において腸管上皮幹細胞の割合を減少させることを明らかにした。幹細胞の割合の減少は分化細胞の割合の増加を意味するため、リトコール酸は腸管上皮の分化を促進すると考えられる。リトコール酸は大腸がんを促進すると考えられているが、この作用との関係が今後明らかになれば、大腸がんの抑制に寄与する知見が得られる可能性がある。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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