研究課題/領域番号 |
18K14420
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分38050:食品科学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
高橋 春弥 京都大学, 農学研究科, 助教 (30750369)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | メタボローム解析 / 脂肪細胞 / 白色脂肪細胞の褐色化 / 肥満 |
研究成果の概要 |
肥満は種々の生活習慣病発症の根源であり、肥満の抑制がこれらの病気の予防・治療に重要である。本研究課題では、生体内における熱産生に重要な褐色様脂肪組織が形成されるメカニズムについての検討を行った。 脂肪組織の褐色化を誘導する薬剤を投与したマウス生体内メタボローム解析の結果、主に褐色化脂肪組織が形成される鼠径部脂肪組織において顕著な代謝変化が生じていることを見出した。さらに、各種の代謝物データベースを活用し、代謝物の分類について解析を行ったところ、アミノ酸、糖、核酸関連に分類される各種代謝物が特に変動していることを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脂肪細胞はエネルギーの貯蔵を一つの役割とする白色脂肪細胞だけでなく、積極的にエネルギー代謝を促す褐色脂肪細胞や褐色化様脂肪細胞等、多様なタイプが存在することが知られる一方、それぞれの関連性については不明確な部分が多く残されている。本研究では、白色脂肪細胞が褐色化様脂肪細胞に変遷する過程において、アミノ酸、糖、核酸関連に分類される代謝物が特に変動することを見出し、白色脂肪細胞が褐色化様脂肪細胞に変遷するメカニズム解明の一助となる知見を得ることができた。
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