研究課題/領域番号 |
18K14427
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分38050:食品科学関連
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
戸田 安香 明治大学, 研究・知財戦略機構(生田), 研究推進員 (10802978)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 味覚受容体 / GPCR / 食性 / 旨味 / 味覚 / 旨味受容体 |
研究成果の概要 |
ヒト旨味受容体の特徴である「高グルタミン酸活性」及び「ヌクレオチド受容能」がどのような食品成分の味・栄養素検出と結びついているかを解明する目的で、ヒトと多系統の動物種の間で、旨味受容体の機能の比較を行った。 複数の非ヒト霊長類および非霊長類哺乳類について、旨味受容体遺伝子の配列決定を完了し、旨味受容体の機能解析を開始した。今後、旨味受容体の機能解析を進めることで、グルタミン酸やヌクレオチド受容能獲得が進化的にどのタイミングで起こったのかを明らかにできると考えている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脊椎動物における祖先型T1R受容体は幅広い種類のアミノ酸に対する受容体だったと考えられており、旨味受容体は食物中のタンパク質の存在を検知するための味センサーと従来考えられてきた。しかし、旨味受容体が単に「タンパク源検出のための味センサー」であれば、ヒト旨味受容体がグルタミン酸受容に特化した理由は上手く説明できない。また、ヒト旨味受容体はヌクレオチドによっても活性化されるが、その生理的意義も未解明である。 近年、旨味受容体は口腔内だけでなく全身の様々な組織に発現することが明らかとなり、旨味受容体のリガンド特性がどのような食物成分と関連し、決定されているのかを明らかにすることは重要である。
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