研究課題/領域番号 |
18K14432
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分38060:応用分子細胞生物学関連
|
研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
大橋 一登 群馬大学, 生体調節研究所, 助教 (30775862)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
|
キーワード | トリプトファン / アミノ酸 / 出芽酵母 / TORC1 / オートファジー |
研究成果の概要 |
トリプトファン (Trp) は、生体に必須のアミノ酸であるが、過剰なTrpの蓄積は有害であり、様々な病態との関連が示唆されている。しかし、過剰なTrpによる毒性の原因は不明であった。本研究では、過剰なTrpの毒性の原因が細胞内情報伝達の阻害であることを示す結果を得た。さらに、過剰なTrpへの耐性にTrpの分解系とその反応に必要となる有機酸の生合成系が必要であったことから、過剰なTrpの蓄積を解消する応答機構の存在が示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
トリプトファン (Trp) の蓄積やTrpの過剰摂取が有害であることは古くから知られていたが、その原因はよく分かっていなかった。本研究では、過剰なTrpによる細胞毒性の原因を明らかにした。この知見を発展させることにより、Trpの蓄積を伴う病態の理解が深まり、その治療にも貢献することが期待される。さらに、補助的な栄養素としてのTrpの安全な利用にも貢献すると期待される。
|