研究課題/領域番号 |
18K14433
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分38060:応用分子細胞生物学関連
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
高崎 寛則 埼玉大学, 理工学研究科, 助教 (50612157)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | 転写因子 / 発生 / 種子 / 細胞伸長 / シロイヌナズナ |
研究成果の概要 |
多細胞生物の細胞分裂から伸長に至るまでの分子機構は未だ不明な点が多い。これまでにイネで植物ホルモンジベレリンによる葉の伸長過程で誘導される転写因子をコードする遺伝子を単離した。一方、シロイヌナズナの4つの相同遺伝子が葉の細胞の分裂期から細胞伸長期への移行期で発現誘導されることが示されている。本研究では、4転写因子の機能欠失変異体の解析から、これら因子が植物体の大きさに関与することを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ジベレリンによる植物の成長の分子メカニズムの解明によって、シグナル伝達因子の機能を明らかにし、植物の成長制御分野の発展に貢献できる。さらに、国内外の複数のグループによって、この4つの遺伝子が栄養素としての鉄の吸収に関わっていることが示されている。そのため、本研究の遂行により、成長制御分野だけでなく、根圏のミネラル吸収促進などによる土壌肥料分野への波及が期待できる。 本研究により、種子の肥大化だけでなく、成長部位の選択、成長速度の制御などにより高効率な農産物の生産技術開発に繋がり、世界の食糧問題の解決に貢献できる。また、植物の栄養応答の解明により、農作物の増産技術への応用が期待できる。
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