研究課題/領域番号 |
18K14439
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分38060:応用分子細胞生物学関連
|
研究機関 | 神戸薬科大学 |
研究代表者 |
山田 泰之 神戸薬科大学, 薬学部, 助教 (20770879)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | イソキノリンアルカロイド / オウレン / 転写因子 / AP2/ERF / 発現制御 / AP2/ERF転写因子 / 転写制御 / 転写活性 / 細胞内局在性 / AP2/ERF型転写因子 / ハナビシソウ形質転換体 / 植物培養細胞 / ハナビシソウ |
研究成果の概要 |
本研究では、将来的な有用物質生産制御系の確立と発展につながる、イソキノリンアルカロイド(IQA)生合成系の発現制御機構のより詳細な解明を目的に、IQA生合成系の制御に関わる植物特有のAP2/ERF転写因子の機能解析を行った。 IQAの1つであるベルベリンを生産する薬用植物オウレンから単離された5つのAP2/ERF転写因子、GIXEが生合成酵素遺伝子の発現調節に関わることや、DNAに直接的に結合することを明らかにし、さらに、表現型解析のための形質転換培養細胞を確立した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
植物が生産する二次代謝産物の一種であるイソキノリンアルカロイドは、ベルベリンやモルヒネなど医薬品原料として有用なものも多い。しかし、植物中の含量が少なく、化学合成も不採算であることから、安定供給系の確立が求められている。 本研究は、ベルベリンを生産し、生薬としても利用される薬用植物オウレンから、ベルベリンの生産制御に関わる転写因子を単離しその機能解析を行った。 本研究の進展は、有用物質の効率的生産系の確立を目指した応用研究に繋がるのみならず、二次代謝全般の発現制御や進化的研究の発展にも繋がることが期待される。
|