研究課題/領域番号 |
18K14445
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分39010:遺伝育種科学関連
|
研究機関 | 東京大学 (2021) 国立遺伝学研究所 (2018-2020) |
研究代表者 |
三村 真生 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (80790378)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | イネ / 発生 / 葉原基 / 葉間期 / 発生・分化 / plastochron / mRNA-seq / CLIP-seq |
研究成果の概要 |
葉が分化する時間的間隔である葉間期は葉の枚数に影響する形質である。本研究ではイネの葉間期を制御するPLA1、 PLA2遺伝子の機能解析および制御下にある遺伝子の探索を行った。機能欠損変異体を用いた網羅的遺伝子発現解析では、PLA1、PLA2に共通の下流経路にある遺伝子群を同定した。また、RNA結合タンパク質であるPLA2の解析から結合RNAを同定し、これらの転写後制御が葉間期を調節するうえで重要な役割を果たす可能性が示された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
葉間期は葉の枚数に影響することから植物体地上部の形態形成を理解する上で重要な形質であり、その分子制御機構の解明は地上部形態の農業形質改善につながる可能性を秘めている。本研究ではイネを材料として、葉間期制御に関わるPLA遺伝子の解析、下流制御遺伝子の探索等を行い、特に、PLA2遺伝子がコードするRNA結合タンパク質については、結合RNAの同定およびRNAに対する作用を明らかにした。本研究の成果は将来的に葉の枚数の調節による形態改変に向けた分子基盤情報となることが期待される。
|