研究課題/領域番号 |
18K14446
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分39010:遺伝育種科学関連
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研究機関 | 国立遺伝学研究所 |
研究代表者 |
高橋 実鈴 (野坂実鈴) 国立遺伝学研究所, ゲノム・進化研究系, 助教 (20738091)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 茎頂分裂組織 / 幹細胞 / イネ / 再分化 / リプログラミング / 胚発生 |
研究成果の概要 |
本研究では、イネのリプログラミングの遺伝子スイッチとして幹細胞化を正に制御する因子を探索するため、胚の地上部幹細胞(茎頂分裂組織)を欠失する変異体の初期胚で野生型の初期胚と比べて発現の低下した遺伝子群を同定した。その結果、転写因子をコードする24個の候補遺伝子が得られ、これらの候補遺伝子は地上部幹細胞が形成される初期胚の腹側で発現していることを確認した。これらの候補遺伝子にはシロイヌナズナ、トウモロコシ、イネにおいて幹細胞形成に関与することが知られている多数の既知の遺伝子と複数の新規遺伝子が含まれていた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究はイネのリプログラミングの遺伝子スイッチとして幹細胞化を正に制御する因子を探索した結果、イネ胚の地上部幹細胞の形成過程において24個の幹細胞化を正に制御する遺伝子候補を見出した。これらの遺伝子を活用することで、植物培養における植物細胞の再分化の高効率化に寄与することが予想され、遺伝子組換えが難しい作物への利用など育種分野への貢献が期待される。
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