研究課題/領域番号 |
18K14448
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分39010:遺伝育種科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究代表者 |
竹島 亮馬 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 次世代作物開発研究センター, 研究員 (70806603)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | AmpliSeq / GRAS-Di / QTL / ソバ / 登熟期 / 日長反応 / 感光性 / 日長反応性 / 普通ソバ / 遺伝解析 / 結実 |
研究成果の概要 |
普通ソバの品種系統は日長応答性の違いから3つの生態型―感光性の弱い夏型・強い秋型・中間型―に区分され、生態型により栽培地域/作期が制限される。本研究では、生態型を規定する日長に応答した結実・登熟の早晩性に関わる遺伝子座の同定を目指した。夏型×中間秋型の交雑後代のQTL解析から、長日下でも結実が良好となり登熟が早くなる夏型化に関わるQTLが検出できた。また開花期と登熟期のQTLは異なる遺伝子座にも検出されたため、ソバでは日長に応答した開花早晩性と結実・登熟早晩性に異なる制御機構が存在する可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生態型を制御する遺伝子を明らかにし、育種に利用可能なマーカーを開発できれば、高品質な秋型品種の夏型化による春まき栽培地域の増加や、低緯度地域に向けた秋型品種の晩生化による多収化栽培により、ソバの反収は一気に増加する。これに加えて、高品質な夏型品種は、ソバの需要が高まる夏に新ソバを提供できるため、高付加価値の国産ブランドソバとしての売出しも期待できる。
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