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鮮黄色フラボノイドであるブテイン生合成機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 18K14455
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分39030:園芸科学関連
研究機関京都大学

研究代表者

大野 翔  京都大学, 農学研究科, 助教 (10722001)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
キーワードブテイン / イソリキリチゲニン / カルコンレダクターゼ / グルコシルトランスフェラーゼ / ダリア / 花色 / 黄色花 / 分子育種 / 黄色色素 / フラボノイド / カルコン / カルコン 4'-グルコシルトランスフェラーゼ
研究成果の概要

ブテインはカルコンの一種でフラボノイド系色素としては珍しく鮮黄色を呈するが、生合成に関わる遺伝子は長く不明であった。本研究ではブテインを花弁に蓄積するダリア‘祝盃’とブテインを花弁に蓄積しない枝変わり‘凜華’を供試して、ブテイン生合成の決定因子であるカルコンレダクターゼ(CHR)遺伝子を探索した。塩基配列解析、遺伝子発現解析、タバコにおける遺伝子組み換え実験からアルドケトレダクターゼ13ファミリーに属するc25599_g2_i1がCHRであることが示唆された。また、ブテインの配糖化に関わる候補遺伝子の過剰発現体の作出とダリアの黄色花の濃淡の決定要因の解析を行った。

研究成果の学術的意義や社会的意義

フラボノイドのみを花に蓄積する植物種は黄色花の品種がないことが多いため、本研究で得られたブテインの生合成および蓄積に関して得られた知見は、ダリアにおける黄色花品種の開発だけではなく、様々な植物種におけるブテインによる黄色花の分子育種に大きく貢献すると考えられる。また、ダリアのCHRが既存のマメ科のCHRと異なる遺伝子であったということは、それぞれのCHRが進化的に異なる過程で獲得されてきたことを意味しており、植物における二次代謝産物生合成の進化の理解の一助となる。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] A candidate gene of chalcone reductase in butein biosynthesis in dahlia2018

    • 著者名/発表者名
      Yamada H, Deguchi A, Hosokawa M, Tatsuzawa F, Doi M, Ohno S
    • 学会等名
      29th International Conference on Polyphenols (ICP2018)
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
    • 国際学会

URL: 

公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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