研究課題/領域番号 |
18K14461
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分39030:園芸科学関連
|
研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
奈島 賢児 日本大学, 生物資源科学部, 講師 (30779616)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | アジサイ / 手まり咲き / 装飾花 / 形態形成 / ゲノム解読 / 変異 / DNA / NGS / RNA-seq / リシークエンス / DNAマーカー / トランスクリプトーム解析 / ドラフトゲノム / ファインマッピング |
研究成果の概要 |
アジサイの装飾花・非装飾花の形態形成の制御機構の解明を目指し、その一端として装飾花・非装飾花の着生パターンの異なる、手まり咲き/がく咲き性に着目し、その原因遺伝子の同定を試みた。全ゲノム解読・RNAシークエンスによる発現比較・全ゲノムリシークエンスによる変異箇所決定を行い、原因遺伝子解明を試みたところ、第4染色体上に原因遺伝子候補が見出された。この遺伝子は手まり咲き性の場合には必ず機能欠損している対立遺伝子のみを保有しており、原因遺伝子として極めて有力であると考えられた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究ではアジサイの装飾花および非装飾花の着生位置・着生数を支配する重要遺伝子候補を見出した。今後機能解析を進めることで、2種類の花の作り分け機構の解明を進めることができると期待される。また着生数・パターンを制御する遺伝子で、他の植物に対して応用することで、収量の増加や新しい形態を有する花きなどの作出が可能になるかもしれない。 研究遂行の過程で、アジサイの全ゲノム解読を完了した。今後のアジサイ研究の際に、ゲノム配列情報や遺伝子予測などが幅広く利用されることが期待される。
|