研究課題/領域番号 |
18K14462
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分39030:園芸科学関連
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研究機関 | 東京農業大学 |
研究代表者 |
田崎 啓介 東京農業大学, 農学部, 助教 (80733419)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | アントシアニン / ゲノム編集 / GST / LED / リンドウ / 花色 / 光 / 光応答 / 次世代シーケンサー |
研究成果の概要 |
本研究では、花弁着色の光誘導における分子機構の解明を目的に、我が国の主要切り花品目の一つであるリンドウを用いて、白色光による明条件、暗条件、そしてLED光源を用いた波長域別の光処理実験を行った。光処理した花弁サンプルのRNA-seq解析から、光に応答して着色を促す候補遺伝子を選抜し、それら遺伝子についてリンドウのゲノム編集個体を作出することで機能解析を行った。その結果、候補遺伝子の一つであるGST1は花弁において光に応答して発現し、生合成されたアントシアニンの液胞輸送に関与していることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で得られた成果は、これまで情報の乏しかった花弁の光応答着色の機構を理解するための知見拡充に貢献するものである。応用面においては、鮮やかな濃青色を魅力とするリンドウの品質向上を目的とした技術開発や、LEDの活用が進む露地、ハウス、温室、あるいは植物工場など様々な環境で生産される園芸作物(花卉・野菜・果樹)の品質向上に向けた光を介した技術開発の基礎情報として活用が期待される。
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